大雪商店では思いを込めてひとつひとつ、手作業で作られる商品を多数取り揃えています。
代表的なもののひとつが「伊澤民芸」さんの木彫りです。
この作品の制作者は、上川アイヌ協会会長の伊澤修一さん。
アイヌ語でコタンコロカムイ(村の守り神)と呼ばれる「シマフクロウ」。
日本では北海道にしか生息していないこの鳥は、翼を広げると2m近くもある巨きな鳥。
かつては北海道中に生息していたシマフクロウですが、森林伐採や河川工事、砂防ダム建設などによる影響で、今では限られた地域にわずか200羽ほどしか確認されていません。(絶滅危惧種に指定されています)
自然を守ること、環境を守ることの大切さがようやく広く理解されるようになった現在、シマフクロウの保護活動も徐々に広がってきています。
伊澤さんが作るシマフクロウの木彫りには、カムイ=神として敬い、親しんできたシマフクロウへの想いが込められています。
この木彫りを見て、触り、そして北海道の大自然に想いを馳せていただければ幸いです。
あなたが寝ている間も、大きな目を光らせて守ってくれるかもしれません。